【日記詳細】 星野はづき(51) T160/B98(G)/W63/H88

お泊まり

2025年07月11日 07:24

昨夜は久しぶりの女子会。

同じような立場の奥様たちと集まって、上品なワインを傾けながら、尽きることのない会話に花が咲いた。


そして、誰からともなく「今夜は泊まっていこうか」と自然な流れになり、私は彼女たちとともに、東銀座の某ホテルに泊まることになった。


——朝。

陽ざしがレースのカーテン越しに静かに差し込む中、ふと目が覚める。

隣の部屋では、まだ誰かが静かに寝息を立てているようだった。


けれど、私は一人、そっとシーツの中で身をよじる。

身体の奥に、昨夜から残る熱。

あの話題になったとき、私の中で疼き始めた何かが、まだ消えずにいる。


——「ご主人、また出張なの?」

誰かの何気ないひと言に、私はただ微笑んでうなずいた。

でも本当は、その言葉に心が少し揺れたのだ。

女としての私が、今も確かに存在していることを、あのとき強く感じてしまったから。


誰にも気づかれないように、私はゆっくりとシーツを握りしめる。

疼きを、そっと隠すように。


——朝の光の中、私は女としての「秘密」を、静かに抱きしめていた。


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