はづきの妄想日記
2025年08月09日 09:10

朝の静けさの中、
はづきは窓辺に立ち、薄いカーテン越しの光を浴びていた。
涼やかな空気が頬を撫でるのに、身体の奥からは熱がじわりと広がる。
昨夜から続く、止まらない疼き。
理性で抑え込もうとすればするほど、胸の奥の鼓動が速くなる。
紅茶の香りも、鳥のさえずりも、何ひとつその感覚を消してはくれない。
――このままでは、今日も一日、彼のことを思い出してしまう。
はづきは唇を噛みしめ、ゆっくりと目を閉じた。
外は爽やかな朝なのに、心と身体はまだ夜の続きを求めていた。


