はづきのアソコが
2025年08月12日 08:17

薄く閉じたカーテンの隙間から、朝の光が細い筋となって差し込み、シーツの白さをやわらかく照らしていた。
目を覚ましたばかりの身体は、まだ夢と現実の境に漂っている。けれど、その奥底では、確かに何かが目を覚まそうとしていた。
理由もなく胸が熱を帯び、心臓が早鐘のように打ち始める。
掛け布団の下で、肌が布地に触れる感覚さえ甘く、くすぐったい。
わずかな動きに、体中の神経が反応し、呼吸がゆっくりと、しかし確かに浅くなる。
思考は霞み、ただ波のように押し寄せる感覚に身を委ねたくなる。
外では鳥の声が響いているのに、この部屋だけが別の時間に閉ざされたようで――
熱を帯びた心と身体は、朝の静寂の中で、密やかにその甘さを増していった。


