男を誘う私の身体
2025年08月13日 09:05

薄いカーテン越しに、やわらかな朝の光が差し込んでいた。
枕元に感じるぬくもりは、まだ夢と現実の間にある私を、ゆっくりと現実へ引き戻していく。
背後から回された腕が、腰をそっと抱き寄せた。
そのまま首筋に落ちる低く甘い声――
「君って…本当に、男を誘うような身体だな」
一瞬で胸の奥まで熱が駆け上がる。
言葉の意味をわかっているのに、否定できない自分がいた。
布団の中、彼の指先が軽く腰骨をなぞるたび、肌がこわばり、すぐにとけていく。
窓の外では、鳥が一声鳴いて、夏の朝を告げていた。
けれど、この小さな世界の中では、時間が止まったように感じられる。
まぶしいほどの光に包まれながら、私はただ、彼の呼吸と心音に身を預けていた。


