【日記詳細】 星野はづき(51) T160/B98(G)/W63/H88

慰める

2025年10月03日 09:08

朝の光が差し込む寝室は静かで、聞こえるのは自分の鼓動と浅い吐息だけ。

主人は海外にいる――この部屋には私しかいない。

けれど、そんな孤独さえも今は甘い背徳の合図になっていた。


シーツの上に横たわりながら、はづきはそっと瞼を閉じる。

思い出すのは夢の続き。

強く抱きしめられた感触、熱を帯びた声、身体を支配される悦び。

それらを胸に描くだけで、呼吸が熱を帯び、指先が無意識に動いてしまう。


自分の手で、自分の欲望をなぞる――

他の誰にも知られない、秘密の朝の儀式。

触れるたびに小さな波が押し寄せ、身体の奥に眠る渇きが次第にほぐれていく。

静けさの中、甘い吐息がもれ、背中がシーツに沈み込んだ。


「もっと…」

声に出してしまえば、余計に疼きは増す。

けれど、その衝動に抗う気はなかった。

ただ、快感の波に身を任せ、ひとりきりの世界で女としての悦びを確かめ続ける。


朝の光は無垢に輝いているのに、はづきの身体は夜よりも濃い熱に浸されていた。

その時間は、誰にも邪魔されない、自分だけの甘美な救いだった。


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