抑えられない衝動
2025年10月07日 07:29

朝の光がカーテンの隙間から差し込み、白いシーツを淡く染めていた。
はづきは目を閉じたまま、胸の奥で波打つような熱を感じていた。
何かを求めるように呼吸が浅くなり、静けさの中で自分の鼓動だけが響く。
どれだけ理性で抑えようとしても、その想いは形を変えて滲み出してくる。
孤独や寂しさとは違う、もっと深く、確かな衝動。
それは言葉にできないまま、朝の光に溶けていった。
「もう、抑えられない——」
心の中でそう呟いた瞬間、はづきは自分の中に潜んでいた情熱と真正面から向き合っていた。
静かに、けれど確かに、ひとりの女としての鼓動が目を覚ましていた。


