【日記詳細】 星野はづき(51) T160/B98(G)/W63/H88

夜中に思い返す

2025年10月15日 03:01

夜、部屋の明かりを落とすと、静けさが一気に押し寄せてきた。

ベッドに身を沈めたはづきは、昼間の出来事をふと思い返してしまう。

忘れようとしても、あの瞬間の感覚だけが、

心のどこかに薄く残って離れなかった。


何も特別なことはなかったはずなのに――

言葉の端、視線の角度、空気の温度。

ひとつひとつが胸の奥に刻まれていて、

思い出すたび、息が浅くなる。


「どうして、こんなに…」

自分に問いかけながら、はづきは目を閉じた。

理性の奥で、微かな熱が静かに蘇っていく。

それは恥ずかしくもあり、どこか心地よい痛みでもあった。


窓の外では風が吹き、カーテンが静かに揺れる。

夜は深まり、記憶と感情の境界がぼやけていく。

はづきはただ、胸の奥に残るその余韻を抱いたまま、

眠りに落ちていった。


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