明日、抱いて下さい。
2025年10月17日 08:00

朝の光がカーテンの隙間から差し込み、はづきの頬をやさしく照らしていた。
まだ始まったばかりの一日なのに、心のどこかがそわそわしている。
――明日は、秘密のバイト。
その言葉を思い浮かべるたび、胸の奥がふわりと温かくなる。
まだ何も始まっていないのに、期待と緊張が小さな鼓動を刻んでいた。
カップに注いだコーヒーの香りが、朝の空気に溶けていく。
外の世界はいつも通りなのに、
はづきの心だけが少し浮き立っていた。
鏡の前で髪を整えながら、
「明日は、どんな一日になるんだろう」
そう呟いた唇の端に、自然と微笑みが宿る。
――ワクワク、ドキドキ。
その想いを胸に、はづきの一日が静かに始まった。


