「能動的サイバー防御」という言葉をニュースで聞いて、最初はなんのことやらと思いました。

でも、「攻撃を受ける前に、先手を打つ」というこの新しい考え方が、今年ついに法律として成立したそうです。

つまり、政府や企業がサイバー攻撃の兆候を察知した時に、犯人側のサーバーに“先回りして”アクセスできるようになる、というもの。

これまでの「やられてから対処」ではなく、「やられる前に止める」。言葉にすれば頼もしいけれど、どこか引っかかるものもあります。

私たちのような一般市民にとって、サイバー攻撃というのは遠い話のように思えるかもしれません。

けれど、気づけばスマホひとつで買い物も、病院の予約も、銀行の残高確認までしてしまうこの時代。知らぬ間に、個人情報はネットに溶け込んでいるのです。

何かが起きてから「もっとちゃんと対策しておけばよかった」と思っても、後の祭り。

だからこそ「能動的に守る」という考え方が、今必要とされているのでしょう。

でもその一方で、私たちの情報が誰かに“覗かれる”不安も拭えません。防御のためとはいえ、自由やプライバシーとのバランスは、慎重に見極めていかなければならないはずです。

中高年と呼ばれる年齢にさしかかった今、自分のことは「もう若くないし関係ない」なんて思いがちです。でも、むしろ今こそ“自分の情報をどう守るか”を真剣に考える時かもしれません。

パスワードの見直しひとつ、設定の確認ひとつが、自分を守る第一歩。

誰かがやってくれるのを待つのではなく、私たち一人ひとりが「守られる側から、備える側」へ。そんな意識が、これからは求められているのだと思います。

うちわバンザイ❗😆

「音楽って、こんなに変わるんだなあ」

2025年5月に開催された「MUSIC AWARDS JAPAN」を観ながら、そんなことを思いました。

今年は藤井風が最多ノミネート。YOASOBI、Creepy Nuts、Aimer…。

いまの音楽シーンをけん引する名前がずらりと並ぶなかで、正直なところ、知らないアーティストも少なくありませんでした。

でも、不思議とその音に違和感はなかったんです。

むしろ「今の若い人たちって、こんな音楽で生きてるんだな」と思うと、なんだか頼もしくもあって。

私が10代、20代のころ聴いていたのは、小室哲哉やユーミン、サザンやB’z。

その時代にはその時代の音があり、それを聴く自分の“気分”がありました。

あれから30年。

音楽は変わっていくけど、「誰かの気持ちに寄り添いたい」「伝えたい」という思いは、たぶん昔も今も変わっていないんだと思います。

音楽って、過去を懐かしむためだけのものじゃなく、

“今の世界と自分の関係”を見直すためのものでもあるんですね。

たとえ今の流行に詳しくなくても、

その中に何か一つでも“心に響く音”を見つけられたら、

まだまだ人生、悪くないなと思えます。

「え、まだ5月だよね？」と、思わず空を見上げたくなるような陽気が続いています。

日中は30度近くまで上がる日もあり、初夏というより“初・真夏”といった感じ。

こうなると、ちょっとした外出も体に堪えるし、室内にいても油断できません。

実際、熱中症の救急搬送が全国で相次ぎ、「5月にしては異例の多さ」だと報じられています。

暑さに慣れていないこの時期は、特に危ないんですよね。

汗もまだかき慣れていないし、水分を意識的に摂る習慣も本格化していない。

しかも私たち世代は、昔の“我慢癖”がしみついていて、ちょっとくらいなら大丈夫だろう…と油断してしまいがち。

でも実際は、「ちょっとくらい」で倒れてしまうのが、中高年の体です。

■ 今からできる熱中症対策、いくつか

・朝の一杯はコーヒーじゃなくて水にしてみる

・扇風機とエアコンの“併用”が意外と快適

・塩分補給はタブレットより“味噌汁”もあり

・日差しの強い日は、帽子より“日傘”が効果的

「昔はもっと暑かったけど大丈夫だった」なんて武勇伝は、この際しまい込みましょう。

時代も気候も変わってます。自分を守るのは、昔の自分じゃなくて、“今の自分の判断”です。

これから夏本番。

体を壊してしまえば、楽しみもやりたいことも全部ストップしてしまいます。

だからこそ、この早すぎる暑さを前向きな“注意喚起”と受け止めて、心と体を守っていきましょうね。