はづきの半分妄想日記
2025年08月15日 07:31

朝。
淡い光がカーテン越しに差し込み、部屋を静かに染めていく。
目を開けた瞬間、昨夜の熱がまだ身体の奥に残っていることに気づく。
胸の鼓動は夜のままの速さで、吐息もどこか浅い。
枕元には、わずかに残る香り――あのぬくもりが確かにここにあった証。
指先がシーツを探り、そこに触れるたび、重なった瞬間の記憶が鮮やかに蘇る。
閉じた瞼の裏に、絡み合った腕、耳元で囁かれた声、そして甘く深い沈黙がよみがえる。
朝の光は清らかなはずなのに、私を包むのは昨夜の余韻と、抑えきれない渇き。
今日もまた、一日中この熱を抱えて過ごすのだろう――。


