【日記詳細】 星野はづき(51) T160/B98(G)/W63/H88

1人の朝

2025年09月04日 09:36

朝の光がカーテンの隙間から差し込み、白いシーツをやわらかく照らしていた。

寝室には、もう誰の気配もない。ただ、昨日の熱だけが、まだ消えきらずに残っている。


ひとりでベッドに横たわりながら、胸の奥に広がるのは、罪悪感でも後悔でもない。

それは、どうしようもなく女である自分を確かめさせられた悦びだった。


指先が無意識に首筋をなぞると、ほんのかすかに、触れられた痕がまだそこにある。

その感触が、また身体の奥をじわりと熱くさせる。

「まだ…足りない」

心の奥でそうつぶやいた瞬間、自分でも驚くほど素直に、身体が疼いていた。


外の世界は、いつも通りの朝を迎えている。

だけど、私はまだ夜の熱に縛られているまま――

主人が遠く海外で働いているあいだに、目覚めてしまったこの渇き。

それをどうすればいいのか、もうわかっているのに、抗う気持ちはどこにもなかった。



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