【日記詳細】 星野はづき(51) T160/B98(G)/W63/H88

抱かれたい

2025年10月01日 12:07

雨の中――。

傘を差し、足元を濡らしながら、はづきは秘密のバイトへと歩いていく。

冷たい雨粒が頬をかすめるたび、胸の奥でトクトクと脈が高鳴った。


「誰も、私の行き先なんて知らない……」


そう思うと、足取りはますます軽くなる。

傘に当たる雨音が鼓動をかき消し、街の人々の視線も、ただの日常を生きる顔。

そんな中、自分だけが違う世界へ向かっている。


ワクワクとドキドキが混ざり合い、

雨で湿った空気までも甘い香りに感じられる。

スカートの裾に雨粒が跳ねて、太腿を冷たく撫でる。

その冷たさと、身体の内側に広がる熱が交差して、

ますます敏感になっていく。


「早く……抱かれたい……」


誰にも聞こえない小さな呟きが、雨音に紛れて消えていった。

けれどその言葉こそ、はづきの本当の欲望だった。


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