はづきの思い
2025年10月13日 11:20

昼――。
窓の外は明るく、街はいつも通りに動いているのに、私の心だけが静かに揺れている。
仕事の合間も、誰かと話している時でさえ、ふとした瞬間にあなたのことを思い出してしまう。
朝の余韻がまだ消えず、胸の奥に残る温もりの記憶が、時折せつなく疼く。
会いたい。
触れられたい。
そんな想いを、笑顔の奥に隠しながら、私は今日も平静を装っている。
けれど、ほんの少しの香りや、風の温度さえも、あなたを思い出させてしまうのだ。
昼の光は、すべてを見透かすように眩しくて。
だからこそ、誰にも言えないこの想いが、心の奥でひっそりと熱を帯びていく――。


