貴方を待っています
2025年10月13日 17:47

夜――。
窓の外は静まり返り、遠くの街灯だけがぼんやりと光っている。
昼の喧騒が嘘のように消え、心の奥にしまい込んだ想いが、静かに顔を出す時間。
あなたの声が聞きたい。
ぬくもりを思い出した途端、胸の奥が切なく締めつけられる。
どんなに忙しいふりをしても、会えない現実を誤魔化すことはできない。
手を伸ばしても届かない距離が、今夜はひときわ遠く感じる。
それでも、あなたを想うことだけが私を救ってくれる。
眠れぬまま、心の中で何度も名を呼びながら――
この夜が明けるまで、私は静かにあなたを待ち続ける。


