明日は秘密のバイト
2025年10月31日 18:19

夜――。
静まり返った部屋に、時計の秒針だけが淡く響いている。
外では風がやさしくカーテンを揺らし、
そのたびに、心の奥まで穏やかなざわめきが広がっていく。
明日は“秘密のバイト”。
その言葉を思い出すだけで、胸が高鳴る。
何度経験しても、前日の夜は特別だ。
期待と少しの不安が入り混じり、眠りを遠ざける。
ベッドの中で目を閉じると、
明日の光景が静かに浮かんでくる。
誰にも話せない時間――
けれど、確かに“自分らしく”いられる瞬間でもある。
夜は深く、静かに流れていく。
そして、はづきの心は、
明日という名の秘密にゆっくりと溶け込んでいった。


