これは作り話ではなく、
私が実際に体験した出来事です。
帰宅が遅くなったある夜、
家の近くの細い道を歩いていました。
住宅街で、人通りはほとんどありません。
歩いている途中、足元の横に
“何かが並んで歩いている”ような感覚がありました。
音は一切しません。
ただ、視界の端に黒いものが寄り添うように動いて見えました。
その時は野良猫だと思っていました👣
そのまま歩き、
ちょうど明るい街灯の下に入った瞬間、
地面に映った自分の影の横に
小動物のような影がはっきり出ていました。
耳の形、しっぽのような細い線。
しかし、周囲を見ても実際の動物はどこにもいません。
足を止めると影も止まり、
歩くと半歩遅れてついてくる。
気配も足音もないのに、
影だけがそこにありました。
家の角を曲がって玄関が見えたところで、
その影は何の前触れもなく消えました。
それ以来、同じ道を何度も歩いていますが、
あの影を見たのはその一度きりです。
理由も分からず、説明もできません。
ただ、確かに“あの夜だけはそこにいた”という記憶だけが残っています🕯
#オクテツ東京