若い頃は、多少の無理なんて気合いでどうにかなりました。
寝不足でも働けたし、重い荷物だって平気で運んでいた。
でも、ある日ふと「あれ、こんなに疲れやすかったっけ?」と感じる瞬間がやってきます。
私の場合、それは40代後半でした。
今まで見て見ぬふりをしていた肩こりや腰の違和感が、無視できなくなってきたんです。
年齢を重ねると、身体は静かに「そろそろ丁寧に扱って」とささやいてきます。
無理をさせれば、ちゃんと代償を払うようにできているんですね。
逆に、少しでも労われば、その分ちゃんと応えてくれるのも、年を重ねた体の魅力です。
激しい運動じゃなくても、深呼吸やストレッチ、散歩だけでも心身はリセットされます。
頑張ることも大事。でも、ゆるめることも同じくらい、大切です。
「体の声を聞く」というのは、きっと年齢というギフトの一部なのかもしれません。