明日は秘密のバイト
2025年09月29日 06:19

朝――。
昨夜までの熱っぽさが嘘のように、すっきりと目覚めた。
身体が軽い。鏡に映る顔も、どこか晴れやかに見える。
「よかった……元気になった」
そう小さく呟いた瞬間、胸の奥で別の感情が芽生える。
――明日は秘密のアルバイト。
その言葉を思い出すだけで、心臓がトクンと跳ねる。
抑えきれないワクワク。
胸の奥をくすぐるようなドキドキ。
そして、女としての身体が期待でじんわり熱を帯びていく。
「明日は……きっと……」
良き妻の仮面を脱ぎ捨てて、ひとりの女に戻れる日。
期待に揺れる心を抱きながら、はづきは静かな朝の光を浴びて、
そっと唇を噛んだ。


