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いおりの日記

約束が約束を呼ぶ夜❤️

12月16日 20:05
12日 18:00 S駅 2度目ましてさま❤️

初めてお逢いしたとき、
『2週間に一度は今回みたいに逢って、
 月に一度は ゆっくり過ごそう』
そう言ってくれた彼。

お別れしたあとに届いた
『次回、再来週が楽しみです🥂』
というメッセージだけでも十分嬉しかったのに、
その二日後。

『次回12/12(金)夜に予約入れました。
 ホテルのバーで二人のテーマとプランを
 話し合おう🥂』

……本当に、"再来週"を叶えてくれた。
さらに、180分のご予約を240分に延長してくれてて。

何日も前から、バーの雰囲気に合う服を考える。
肩をきれいに見せてくれる上品なブラウスに、
ブラックのスリット入りタイトスカート。
短く切った髪、少し切りすぎたかな、と
鏡を見るたびに思いながら、
どこか落ち着かない気持ちでロビーへ向かう。

スッと背筋の伸びた、
ネイビーと黒のモノトーンがよく似合う紳士。
――彼だ。

嬉しくて駆け寄ると、にっこり笑って、
自然な仕草で右手を伊織の腰へ。
そのまま一瞬、視線が髪に落ちて、

『短いの、エレガントになって、すごく素敵だよ』

そう言われて、胸の奥がじんわり温かくなる。
少し切りすぎたかもしれない、という不安が、
その一言でふっと消えていった。
彼の言葉は、ただ褒めるだけじゃなくて、
伊織を安心させてくれる力がある。

荷物を置きに部屋へ。
『東京タワー側にしてもらったんだ』

カーテンを開けると、
目の前に輝く東京タワー。
「あっちは新宿かな?」
「あっちはベイブリッジかな?」
自分でもおかしくなるほど、子供みたいに
はしゃいでしまう。

そんな伊織を、彼が後ろからそっと抱きしめてくれる。
背中に伝わる体温が、たまらなく心地いい。

『さぁ、そろそろ行こうか』

エレベーターの中で
『今日の服装もすごく素敵だ』
と目を輝かせてくれて、胸がくすぐったくなる。

金曜日でも少し早い時間だったからか、
カウンター席が空いていて、二人で小さく喜ぶ。
シャンパンで乾杯して、
夜景やグラスを撮り合いながら、
『伊織の方が綺麗に撮れてるなぁ』
「ううん、◯◯くんの方が上手」
なんて、他愛ないやり取り。

サラダとステーキも、とても美味しかった。

しばらくすると彼が
『そうそう!』と携帯のノートを開いて、
『今月は、今日のバーと、この間教えてくれた
 西麻布のサウナ付きホテルね。
 で、来月は……』

画面いっぱいに並ぶ、来年の12月までの予定。
胸の奥が、きゅっとなる。
本気で“続ける未来”を考えてくれている、
その誠意が嬉しかった。

『来年の12月は出逢って一年記念だから、ここ』
指さしたのは、まさかの伊織が大好きな街。
『飛行機で行けばこうで、ああで……
 うん、行けそうだな!』

その場所へ行けること以上に、
伊織と行く時間を、こんなふうに楽しみに
してくれていることが、何より嬉しかった。

食事を終えて、二杯目のビールも飲み干し、
『部屋に戻ろうか!』と。

部屋へ戻ると、彼が冷蔵庫からビールを
取り出してくれる。
『クラフトビールが好きだって聞いてたから』
しかも、伊織の好きな銘柄。
……どこまで完璧なんだろう。

たくさん話した。
彼のユーモア、ノリの良さ、
ふとした瞬間に見せる可愛らしさ。
やっぱり、好きだなぁと思う。

『シャワー浴びようか』

洗い合いっこしながら、
泡の感触と、指先の優しさに、自然と距離が
近づいていく。

ベッドでは、
急がず、確かめ合うみたいに。
何度もキスを重ねて、
触れるたびに声が柔らかくなって、
包まれる安心感の中で、甘く溶けていった。

終わって、ピロートーク。
次回の予定の話。

『再来週は年末に差し掛かるけど、なんとかするよ』

きっと今も、彼は調整してくれている。
もし叶わなくても、
こうして伊織のことを考えてくれている、
その気持ちだけで十分。

そして今、思う。
予定が叶うかどうかよりも、
こうして未来を語り合った夜が、
すでに十分に愛おしい。

次に逢う日を、
指折り数えるほど子供じゃないけれど、
それでもやっぱり――
また、あなたに逢いたい💕

約束が、またひとつ、
静かに、胸の奥で灯った夜だった。

飲み帰り年下くん、昼前にとろとろ❤️

12月16日 18:30
12日 15:40 G駅 初めましてさま❤️

お部屋に伺うと、
ドアの向こうから「……こんにちは」と
少し低めで静かな声がする。

恰幅のいい、たぶん年下の彼が
すっと自然に招き入れてくれた。

部屋に入った途端、
じーっ、じーっ、と上から下まで
遠慮なくチェックされる。

『お姉さん、綺麗だね』
その言い方が妙に素直で
思わずくすっと笑ってしまう。

どうやら友達と飲んだ帰りで、
テンションはふわっと軽め。
でも目だけは、きらっとしている。

ベッドにごろん、と転がる彼の横に
ぴとっと距離ゼロで腰掛ける。

飲みかけのレモンサワーを一口含み、
ちゅ…っと口移しすると
『うわ、エロいね』とにやにや。

そこからは、
ちゅ、ちゅ…
ん、ん…

キスがだんだん深くなって、
息がはふっと混じる頃には
部屋の空気もすっかり甘い。

「シャワー行こっか」
そう声をかけた瞬間、

伊織のガーター姿を見て
『やば……エッロ』
本音がぽろっと漏れる。

慌てて両手で前を隠しながら
『うわっ、恥ずかしっ!』
そう言ってお風呂場へ直行。

その照れた背中が、
どうしようもなく可愛い。

シャワーを終えて、今度は伊織から。
ぎゅ、くぼ…と様子を見ると
『え!そんなに⁈』と声が跳ねる。

『うわ、やば…』
『これ、マジで気持ちいい』
感想が止まらない。

『それもして』
『あ、やばい…』
『ほんとに入ってるみたい』

妄想全開のコメントに、
思わずこちらが笑ってしまう。

体勢が変わるたび、
がんっ、がんっ、と勢いが増し
『ちょ、当たってる!』と慌てる。

ひと通り落ち着いたあと、
ふぅ……と大きな息。

少し間を置いて、
『ねぇ、お姉さん、マッサージできる?』
と控えめに聞かれる。

「できますよ」と答えた瞬間、
『え、マジ⁈ やってやって〜』
即ノリでうつ伏せに。

背中に手を当て、ぐーっと一押し。
『え?なに?プロ?』

『超本格的なんだけど!』
『いつも行ってるとこより上手い!』
え、え、え、の連続で笑う。

しばらくすると、
すー…すー…
……ぐぅ。

タイマーが鳴り、
とんとん、と肩を叩くと
『気持ち良すぎて寝ちゃったわ〜』

まだ夢の中みたいな声で、
少し照れたように笑う。

もう少し部屋で休むとのことで、
伊織は先にシャワーとお支度。

「それでは〜」と声をかけると
『いおりさんだよね!覚えておく!』

『今度はもっと長く取って
 お願いしますね』

元気な約束を残してくれた、
可愛げたっぷりの昼下がり。

また、待ってるからね💕

出張帰りが重なる日❤️

12月16日 12:45
12日 13:40 G駅 初めましてさま❤️

東京出張の帰り。
「せっかくだから、少し寄り道を」
そう思ってヘブンを開き、伊織の笑顔に惹かれて
来てくれた――
……あれ? さっきも、まったく同じ理由の
お客様だったような。

同じ日、同じ流れ、同じ“出張帰り”。
なんだか不思議で、ちょっと可笑しい一日。

待ち合わせで合流した彼は、その話をすると
『ほんとだ、すごい偶然ですね』と笑ってくれて、
最初から空気がゆるむ。

ホテルに入り、シャワーを済ませてからの時間は、
その軽やかさとは裏腹に、意外と熱がこもる。

伊織が近づくと、
彼はすぐに反応して、思わず、というふうに頭に
そっと手を添えてくる。
導くというより、気持ちが前に出てしまった感じ。

『……そこ、すごい』
『奥まで来るの、ほんと好き』

抑えた声なのに、正直で。
深く、丁寧に受け止めるたび、
彼の指がきゅっと力を含み、
そのまま、何度も確かめるように離れなくなる。

気づけば、言葉よりも反応のほうが雄弁で、
最後は、ふっと力が抜けたように息を吐いて、
『……やばいな』と一言。

フェラで満足したあとは、
ベッドに腰掛けて少し休憩。

『帰りの飛行機まで、まだ時間あるんですよね』
そう言われて、伊織は頭の中でスケジュールを計算。

明治神宮や浅草は定番だけど、
「話のネタなら、高輪ゲートウェイも今っぽいですよ」
そう伝えると、彼は目を丸くして、
『あ、確かに。それ、行ってみます』と即決。

あまり時間はないけれど、
“行ったことある”って言える場所が
一つ増えるだけでも、旅はちょっと楽しくなる。

駅までの帰り道、
『今日は不思議な日でしたね』
そう笑う彼の表情が、なんだか印象的だった。

出張帰りが重なった、少し可笑しくて濃い一日。
また東京にお越しの際は、
ふと思い出したタイミングで、
伊織に逢いに来てくれたら嬉しいです💕

出張帰りの寄り道、指先から❤️

12月16日 10:05
12日 11:40 G駅 初めましてさま❤️

東京出張の帰り。
「せっかくだから、少し遊んで帰ろうと思って」
そう言って彼はヘブンを覗き、
伊織の笑顔に惹かれたのだとか。

待ち合わせはお昼前。
到着コールを入れると、すっとこちらを見つけて
歩み寄ってくる、スマートな彼。
整った身なりに、落ち着いた笑顔。
昼の時間帯でも、余裕を纏った大人の空気があった。

『こんにちは』
低く柔らかな声。
並んでホテルへ向かい、扉が閉まった瞬間、
外の気配はすっと切り離される。

カーテンの閉じられた部屋。
間接照明が、静かに肌の輪郭を浮かべる。
シャワーを終える頃には、
時間の感覚さえ、少し曖昧になっていた。

彼の指が、伊織の手首に触れる。
脈を探すように、親指でとんと軽く押してから、
内側をす…っとなぞる。
そのまま指を絡め、一本ずつ、確かめるように
離していく。
布越しにさわ…と擦れる気配が、部屋に落ちた。

『この手、いいな』
第二関節に指先を引っかけ、くるっと回す。
力は強くないのに、逃げ道を作らない触れ方。

肩へ移った指は、
爪先でさっと線を引いてから、
今度は指の腹でとろりと押し返す。
触れて、離して、また触れる。
その合間に、息がふっと零れ、
小さな湿り気の気配が重なる。

顎に添えられた指が、くいと視線を上げる。
『……綺麗』
囁きに合わせて、指先がきゅっと力を含む。

伊織が近づくと、
彼の指は髪に沈み、
根元を撫でてから、とんと静かな合図。
そのリズムに合わせて口元が動くたび、
ちゅ…、ん…と息を含んだ音が灯りの下に溶け、
一瞬だけ、くちゅと小さく空気が鳴った。

『……いい』
『上手だな』
短い言葉に、吐息がはぁと混じる。
動きは急がず、でも離さない。
す…、とろ…と重なる感触が、
閉ざされた部屋の中で、静かに濃くなっていく。

すべてが終わったあと、
ベッドに並んで腰掛け、少しだけ他愛ない話。
照明の下で見る彼の横顔は、最後まで穏やかで、
色っぽい。

駅までの帰り道、
『昼前なのに、ずいぶん濃かったな』
そう笑う声が、耳に残った。

出張帰りの、ほんの寄り道。
また東京に来ることがあったら、
「そういえば伊織…」って思い出してもらえたら、
それで十分です💓

次の金曜日の、その先❤️

12月16日 08:05
12日 9:00朝活 G駅 28度目ましてさま❤️

『こんにちは〜
 寒くなるの嫌だよねえ
 ここのところずっと風邪ひいてたよ
 明日から福岡に出張いくけど、
 帰ってきたら会おうね〜』

そんな少し弱音混じりのメッセージが届いたのは、
季節が静かに傾き始めた頃だった。

そして数日後、
『つぎの金曜日どう?』
短くて、でも迷いのない一文で今回の約束が決まる。
やっぱり、この人は律儀だ。

当日。
ひと月ぶりの再会は、不思議と
「久しぶり」という言葉が要らなかった。

待ち合わせの瞬間、目が合っただけで、
時間が自然に元の位置へ戻る。

『おはよ〜』
その声に、伊織の肩の力もすっと抜けた。

道すがらは近況の話。
伊織が最近巡った神社の話をすると、
彼の目が少し輝いて、そこから土地の歴史や由来、
時代背景の話へと自然に広がっていく。

ひとつ話し終えると、また次の話題。
知識の引き出しが次々と開いていく感じが、
ただただ楽しい。

「へえ、そうなんだ」
「知らなかった」
そんな相槌を打ちながら、胸の奥がわくわくしていく。

部屋に入ると、流れはいつも通り。
でも今日は、空気がどこか穏やかで、
よく喋る今日の二人らしい。

言葉が途切れた瞬間、そっと距離が縮まり、
自然に唇が触れる。

キスはゆっくり。
確かめ合うみたいに、間を置きながら。
呼吸が重なるたび、静かだった空気が
少しずつ熱を帯びる。

そのまま彼は、何も言わずに
伊織をベッドへ導き、身を屈めて夢中になる。

伊織の小さな反応に、彼のほうが
先に耐えきれなくなっていくのが、
手の震えや呼吸の速さでわかる。

『……やばい』
掠れた声。
余裕を失った目。

ほんの短い時間だったのに、一気に高まった熱が、
彼の中で行き場を失って、

『もう……我慢できない』

そう零した直後、身体がびくりと強く揺れて、
すべてを吐き出すみたいに力が抜けた。

あまりに早くて、でも、それだけ
溜まっていたのがはっきり伝わる。

しばらく言葉もなく、ただ息を整える時間。

『……落ち着いたら、なんかすごく安心した』
そう呟く声は、さっきまでとは別人みたいに柔らかい。

シャワーの湯気の中でも、話は尽きない。
歴史の話から、旅の話、仕事の話へ。

知的な会話と、時折混じる軽い冗談。
その合間に視線が絡むたび、空気が少しだけ甘くなる。

ベッドでは、言葉よりも体温が多くを語る。
静かな呼吸、重なる鼓動。
派手じゃないけれど、深くて、確かな時間。

身支度を終え、駅まで歩く道。
『また、年内くるね』
その一言に、彼の真面目さが滲む。

「うん、無理しないでね」
そう返して手を振ると、次の再会が、
もう当たり前の未来みたいに思えた。

季節は進んでいくけれど、この人との時間は、
ちゃんと積み重なっている。
そう感じられた、朝だった💓

ほどけた偶然、変わらない温度❤️

12月15日 09:05
10日 18:30 K駅 7度目ましてさま❤️

2ヶ月ぶりの再会。
本当はもう少し早く逢えたら…と、
彼は何度も予定を探してくれていたらしい。
タイミングが合わずにすれ違った日々のあと、
「また調整しますね」と送ってくれた言葉が、
そのまま彼の人柄みたいで、胸がやわらかくなる。

そんな矢先に、ふと空いた時間。
連絡を入れると、
『嬉しいです。ありがとうございます』と、
弾むような返事が返ってきた。
誰かの都合が、静かに巡って、
私たちの再会につながっただけ。
そう思える、ちょうどいい距離感が心地いい。

駅で待ち合わせると、
変わらない、あの可愛らしい笑顔。
コンビニでお酒を選び、
ホテルで「おかえり」の乾杯をする流れも、
すっかり馴染んでいる。

部屋に入ると、照明がゆっくり落ちていく。
ソファに並んで腰を下ろした、その瞬間、
言葉より先に視線が重なった。
距離が、音もなく溶けていく。

唇が触れた途端、
息の温度が一気に近づく。
頬に伸びた手、髪を掬う指。
『逢いたかったよ』
その声に、身体の奥が静かに痺れた。

キスを重ねるたび、
触れられるたび、
感覚だけが研ぎ澄まされていく。
プレイの最中、真正面から見つめられて、
『綺麗だよ』と囁かれたとき、
時間が一拍、遅れた気がした。

終わったあと、寄り添って呼吸を整える。
もう何十回も逢っているみたいな温度なのに、
実はまだ7度目。
でも、この阿吽の間合いが、
そう錯覚させるのかもしれない。

あなたを「レアキャラ」と呼んだ。
それは、滅多に現れないからじゃなくて、
こんなふうに、
昔からの知り合いみたいな
ふんわり温かい気持ちにさせてくれる人が、
本当に少ないから。

タイマーが鳴って、身支度を始めると、
『次は、もう少し早く逢いたいな』
「うん、私も」

笑い合って、改札まで。
また、待っています💓

時間を預かる、ということ

12月15日 08:05
10日 16:00  3度目ましてさま❤️

彼は、遠方に住む方。
東京で二度ほどお逢いして、
その際に占いもさせていただいたご縁。

数ヶ月ぶりに届いたメッセージは、
どこか切迫した空気をまとっていた。

『なかなか出張がなくて…。
お会いしないと、占いはやはり難しいですよね?』

やり取りを重ねる中で明かされたのは、
8月以降、仕事で続いている深刻な不振。

『以前、伊織さんに
「今後2年は仕事運がイケイケ」と言われた
 記憶があるのですが、現状は真逆で…。
 これはもう占いに出ていたことなのでしょうか。
 それとも、私の動き方が
 間違っていたのでしょうか』

文字越しにも、焦りと不安が伝わってくる。
私はまず、状況そのものに寄り添う言葉を選んだ。

お仕事が深刻な状態であることへの共感。
そして、生年月日から読み取れる運勢は
2028年まで大きな流れとしては非常に強いこと、
さらに再来年は「転職・環境の変化」に
恵まれやすい年であること。

それでも現状が噛み合わない理由として、
「ご本人ではなく、周囲の人間関係に
 翻弄されている可能性」を
率直にお伝えした。

その後、彼から返ってきたのは、

『もう少し詳しくお聞きしたいです。
 東京には行けないのですが、
 時間を確保して、占いをお願いすることは
 出来ますか?』

こうして、
オクテツ時間でのコース・ご料金にて
ご予約をいただき、電話鑑定という形で
向き合うことに。

直接お顔は見えなくても、
これまでの情報と声の温度から、
彼の本質を丁寧に辿る。

やはり軸はブレていないこと。
直感力が強く、学びを深めることで
力を発揮できる人であること。

周囲のメンバーの詳細が分からない分、
カードで直近の流れも確認すると、
妬みや嫉みを抱く存在は確かに見えるものの、
それが致命的な障害になるほどではない、
という結果。

「今は自分を疑うより、
 自分を信じて、やるべきことを突き詰めてほしい」

そうお伝えしたところ、
少し息を吐くような間があってから、

『安心しました。自信を持って取り組んでみます。
 ありがとうございました』

と、穏やかな声で通話は終わった。

通話を終えたあとも、
「ひとまず、ちゃんと前を向いて大丈夫」
そう思ってもらえていたら嬉しい。

また何か迷ったとき、
言葉にしきれない不安が浮かんだときは、
いつでも、気負わずメッセージくださいね。

距離があっても、
必要なときには、きちんと向き合います。

約束の朝、甘く絡め取られて❤️

12月14日 13:05
10日 10:00超ロング朝活 6度目ましてさま❤️

約束通りの、10時。
ロビーのソファに座る彼を見つけて、
少しだけ横から近づく。

「◯さん」

声をかけた瞬間、びくっとして立ち上がり、
驚いた顔から一転、ぱっと華やぐ笑顔。
そのまま自然に手を取られて、

『びっくりしたー。でも、逢いたかった』

ぎゅっと抱き寄せられる腕に、
1ヶ月ぶりの距離が一気にほどけていく。

エレベーターへ向かう道すがら、
他愛ない話をしていたはずなのに、
ふっと小さく息を吐いて、

『ほんとさ……』

横を見ると、少し呆れたような顔。

『ハニートラップばっかりかけやがって』

雑な言い方なのに、どこか楽しそうで、
思わず笑ってしまう。

部屋に入ると、
返事をする間もなく引き寄せられて深いキス。
懐かしい体温が一気に身体に流れ込み、
考えるより先に、全部思い出してしまう。

少し落ち着いてからシャワーを浴びて、
ビールで軽く乾杯。
泡の弾ける音に紛れて、いつもの“日記の話”。

文句を言いながらも、
ページを閉じる手はどこか満足そうで、
その矛盾が彼らしい。

ベッドに戻ると、今日は完全に彼のペース。
躊躇いなく委ねられて、
素直すぎる反応と声に、何度も熱が煽られる。

果てたあとの大の字は相変わらずで、
少年みたいに無防備。
そのギャップに、つい頬が緩む。

身支度を整えて、ランチへ。

彼が予約してくれていたのは、中華の名店。
扉をくぐると、
自然と背筋が伸びるような空気があった。

運ばれてきたのは、
伊織の大好きなフカヒレの姿煮。
とろりとした餡の奥に、深く澄んだ旨み。
合わせてくれたのは、
ゆっくり時間を重ねた熟成紹興酒。

特別だと強調されることもなく、
ただ静かに整えられた昼の時間。
「美味しいね」と言葉を交わすだけで、
それ以上はいらなかった。

部屋に戻ると、
彼の腕に包まれたまま、少し微睡む。
気づけば、手のひらを控えめにノックする感触。

可愛くて笑いそうになるのを堪えながら応えると、
『……ダメだって』
低く濁った声が耳に残る。

タイマーが鳴って、支度の時間。

彼は迷いなく手帳を開いて、

『来月はこの日。
 来年も、同じくらいのペースで』

当たり前みたいに決まっていく予定。
その中に伊織が含まれていることが、
静かに胸を温める。

帰り際、

『じゃあ、また来月』

短いその一言が、ちゃんと約束になる。

──1ヶ月ぶりにほどけた距離は、
次の再会へ向かう余韻に変わっていく。

来月も、来年も。
あなたが戻ってくる場所で、
変わらず待っています💓